ITALIAN RESTAURANT GUIDE 2005
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「食材王国みやぎ」からのメッセージ

 宮城県とイタリアとの繋がりは、今から約400年前に伊達政宗の家臣である支倉常長一行がローマを訪問したことに遡ります。当時のヴァチカン文書には彼らが「はし」を使って食事をする様子が興味深げに記されているそうです。ジェノバからローマに至るまでそれぞれの地域の食材を口にし、教皇パオロ5世からもてなしを受けたそうですが、彼らはイタリアでの食事をどう感じたでしょうか。
 今では日本国内の至るところでイタリア料理を楽しむことができます。中でもここで紹介されているのは選りすぐりのレストランであり、イタリア直輸入の食材を堪能できるお店が多いのでは、と思いますが、日本の食材との相性はいかがでしょうか。
 本県では、2001年10月に「食材王国みやぎ」を掲げ、以来「“食”といえばみやぎ」とイメージしていただけるよう、「食」の情報発信や食材をアピールするイベント等を開催してきました。2004年9月には、「みやぎの食材データベース」を開設し、県産の生鮮品と加工品1,100件の情報を発信、多彩な県産食材の売り込みを図っています。さらに、イタリアから発祥したスローフード運動にも触発され、地産地消や伝統食材を見直す動きが活発化しており、食文化の伝統と生産者を守り、宮城が誇る豊富な食材、高品質で安全な食材を次世代に引き継ぐための取組も宮城から発信していきたいと考えております。
 さて、昨今のイタリアと本県との関係ですが、民間の交流団体、大学、自治体等による活発な交流活動を背景に、2002年10月にはイタリア・ローマ県と姉妹締結をし、翌年はサッカーイタリア代表チームのキャンプ地として仙台が選ばれるという幸運にも恵まれ、より深い絆を築くことができました。
 ローマ県との交流では、お互いの特産品であるワインと日本酒のプロモーションに取り組み、宮城の学生がプロデュースしたオリジナル記念ボトルによる「ローマと宮城を繋ぐワイン」の販売や、ローマとトリノでの日本酒セミナーの開催を実現しました。
 引き続き、宮城の食材をイタリアから、イタリアの食材を宮城から発信することで、食材王国みやぎとしての「食のざわめき」を起こすことができれば幸いです。
 私もさっそくこのレストランガイドを片手に、食材そのものの魅力にこだわったイタリア料理を堪能しながら、次なる食の戦略を考えていきたいと思います。Buon appetito!

2004年11月

宮城県知事
浅野 史郎


イタリア貿易振興会 協賛:イタリア貿易商
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